先日来、Acer Aspire Switch 10 SW5-012-F12P/S という 2in1タブレットPCにXubuntuを入れて 使おうと格闘してまいりましたが、
どうしても特定のWifiルーターに繋がらず
使いたかったkinoppyも使えなかったので
あきらめてChromeOSに入れ替えることにしました。
それもクローンのChromiumとかではなくて
Google Play が入っている素のChromeOSに挑戦しました。
苦労するかな?と思ったのですが
偉大なる先人たちの成果と
Xubuntu化の際の経験が助けとなり
わりとすんなりインストールできました。
以下、やったことを記録しておきます。
今回参考にさせていただいたのは
GooglePlay入りの純粋なChromeOSを普通のパソコンにインストールする方法
こちらのサイトです。ありがとうございます。
1.流れ
ブート可能なライブ版LinuxをUSBメモリに用意し、
その中にChromeOSインストールに必要なファイルやツールを入れ込んで
そのUSBメモリLinuxで起動→インストール実行
ざっくりいうとこんな感じです。
もろもろ注意点が多くなります。
2.用意するもの
・ブート可能なライブ版Linuxが入ったUSBメモリ
ネットで調べると皆さんLinuxMintを使ってましたが
ここはブートができてbashが動けば何でもいいです。
Brunchのスクリプトがbashで書かれてるので。
自分は64bitアーキテクチャの32bit UEFIという変態環境なので
32bit UEFIでブートできるモノを用意しないといけません。
わざわざ作り直すのも面倒なので、
前回使ったUSBメモリを
そのまま流用しました。
・ChromeOS
ChromeOSは
Chromium Dash サイトからダウンロードします。
ChromeOSがプリインストールされている市販のChromebookに配信される
アップデートファイルを取得する、ということだそうです。
どれを選ぶかで迷うかもしれませんが
まずは対応するPCの要件があります。
対応するCPUは
第2世代以降のCore iシリーズ
AMD Ryzenシリーズ
Intel Atom/Celeron/Pentium(Baytrail以降)
のもの。
第1世代Intel Core iシリーズ(Core i5 700など)
Intel Core 2シリーズ以前のCPU(Core2 Duoなど)
は非対応とのことです。
Aspire Switch 10 はBay Trailにあたるのでなんとか行けそうです。
また、NVIDIA製GPUを搭載しているPC、および仮想マシンへの導入は
サポートされていないそうです。
で、
Chromium DashにはChromebook製品ごとに
対応するChromeOSアップデートファイルが
リストアップされています。
いちばん左の欄がコードネームになりますが、
| rammus | 4世代Intel Core iシリーズのCPU、あるいはそれ以降を搭載 |
| samus | 3世代Intel Core iシリーズ CPU、あるいはそれ以前を搭載 |
| grunt | AMD のCPU搭載 | | | |
あたりから自分のPCに応じて選べばよいと思います。
コードネームrammus を検索欄に入力すると
現在では2つの製品が候補に挙がります。
右から2列目の「view」をクリックすると対象製品名がポップアップするので
そこから使われているCPUを検索確認してもいいですね。
自分のAspire Switch 10はAtomですがBay Trailプロセッサは
リストにありませんでした。
仕方ないのでrammusを選ぶことにしました。
Core i5 が対象のようですが同系統だし何とかなるでしょう。
右端の列の数字の羅列がバージョンごとのダウンロードファイルへのリンクです。
いちばん新しい107を選択しました。
ちなみにrammusにもleonaとshyvanaがありますが
どちらも同じファイルでした。
・Brunch
ChromeOSをインストールするためのツールです。
こちら からダウンロードしたChromeOSのバージョンに合わせて
ダウンロードします。
自分はrammusの107をダウンロードしたので
Brunchもr107をダウンロードしました。
・install.sh
BrunchのスクリプトをキックしChromeOSをインストールするためのスクリプト
直リンク です。右クリックで保存してください。
3.準備
Rufusなどを使ってライブ版Linuxが起動できるUSBメモリを作成する。
作成できたらその中に適当なフォルダを作って
(ChromeOSとかわかりやすい名前がいいです)
次のファイルを入れ込む。
・ChromeOSのzipファイルを解凍して中身を「rammus_recovery.bin」
という名前に変更して保存
・Brunchを解凍して中身の次の4つのファイル
chromeos-install.sh
efi_legacy.img
efi_secure.img
rootc.img
tar.gzファイルは7-zipなどで解凍できます。
・install.sh
4.インストール
USBメモリが用意できたらBIOS(UEFI)のSecureBootをDisableにして
USBメモリから起動。
起動したらネットワークに接続しインターネットが使えるようにしてする。
次にファイルマネージャーで先ほどファイルを保存したフォルダを開く
(自分の環境ではUSBが/media/cdromとしてマウントされているたので
その下のChromeOSフォルダを開きました。)
ひらいたらそのフォルダの余白で右クリックしてターミナルを開き
sudo sh install.sh
と入力し「enter」を押すとインストールが始まります。が!
デフォルトのinstall.shではインストール先のデバイス指定が
/dev/sda
となっておりこのままでは私の環境だとUSBメモリにあたっています。
これではインストールできません。
なのでinstall.shの最終行を修正します。
lsblkコマンドで確認すると
内臓ディスクは「mmcblk1」ですね。
なのでinstall.shの最終行
sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery.bin -dst /dev/sda
を
sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery.bin -dst /dev/mmcblk1
に書き換えます。
Linuxのmousepadエディターを開いて書き換えようとしましたができません。
何のことはない、ライブlinuxは読み取り専用なので書き換え保存とかはできないんですね。
あたりまえ。
仕方ないのでいったんシャットダウンしてWindows機で書き換えます。
ついでに4行目figletのインストールと7~10行目figletとechoコマンドは
必要ないのでコメントアウトしました。
で書き換えたinstall.shを保存しなおしてリトライ
目標のフォルダからターミナル開いて
念のためlsblkしてみると
なぜか内臓ディスクのラベルが「mmcblk2」になってる!?
???
これはXubuntuのインストールでも悩まされたんですよね。
何故か起動するたびにラベルがコロコロ変わる。。
こんなことってあるんでしょうか。。
でも現実、目の前でそうなっているので仕方ありません。
もういちどシャットダウンして
「mmcblk1」用と「mmcblk2」用、二つのinstall.shを用意して
(~1.sh、~2.shとか)
三度目の正直。
こんどは「mmcblk2」だったので
sudo sh install2.sh
を実行。インストールが無事始まりました。そして
このような表示になったら再起動しましょう。
5.UEFI(BIOS)設定画面にて32ビット版ブートローダーを指定
終了したらUSBメモリを抜いて起動をかけますが、
と怒られて起動できません。
なのでまたUEFI(BIOS)画面に入ってまずは「Boot」のところで
「Secure Boot」を「Enabled」に変更してやります。
すると「Security」のところで「Select an UEFI file as trustedfor executing」
が選べるようになるのでクリックしてどんどん掘っていくと
<HDD1>→<efi>→<boot>ときて
ここで「bootia32.efi」を選んでクリック
名前を付けて保存するように言われるので
適当に名前つけて(なんでもいいです)保存し
「Boot」のところに戻って「Secure Boot」を「Disable」にして
保存してEXIT。
これでようやくChromeOSが起動するようになりました。
長くなったので設定とかはまた次回に。